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ガンタンク(GUNTANK)は
「ガンダムシリーズ」のうち、
宇宙世紀を世界観とするシリーズに登場する。
地球連邦軍の長距離支援用モビルスーツで、
V作戦により開発されたガンダム・ガンキャノンと同じ
RXシリーズの一つ(型式番号:RX-75)。
一年戦争開戦前、
地球連邦軍はジオン公国軍のモビルスーツ開発計画を察知し、
61式戦車に代わる次世代主力戦車 (MBT) として
開発が進行していたRTX-44の開発計画をRX計画に統合した。
複雑な二足歩行システムの完成を待たずに
開発されたため下半身が装軌式で、
戦車に人間の上半身を乗せたような格好が特徴である。
スラスターと姿勢制御バーニアを用いることで
宇宙空間でも一応運用可能であったが、
キャタピラを含む下半身はAMBACとしては機能せず、
単なるデッドウェイトにしかならなかったため運動性は極端に悪かった。
また、
核融合炉も完成しておらず、
ガスタービンエンジンと原子炉のハイブリッド式の動力システムを持つ。
一説には
コア・ブロック・システムの採用時に
核融合炉を組み込んだとも言われる。
(1979~80年代初頭発行の書籍では、
タキム式核融合炉でエネルギーを発生、
85000軸馬力を生み出し、ガンダム、ガンキャノンより出力は大きいとされていた)。
この機体の最も特徴的な武装が
両肩に装備された120mm低反動キャノン砲である。
射程距離は260kmにもおよび、
装薬によって実体弾を射出するこの方式は、
信頼性が高く特に地上戦において非常に有効であった。
両腕部には40mm4連装ボッブミサイルランチャーを装備し、
給弾システムも腕部に内装されていた。
そのためマニピュレーターを持たず、
肘関節の可動範囲も制限を受けていた。
ガンタンクは、
これらの武装を生かして遠距離からの支援攻撃に用いられる。
そのため、
MSというより移動砲台として運用されることが多い。
また近接戦闘に対応する武装を持たないため、
機体のすぐ近くに敵が侵入するともろい一面もある。
何よりも上半身が回転しない(胴体内にはコアブロックがある)為、
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